恩寵の扉が開くまで part2

(1)潜在意識のサバイバルの恐怖

フ:前回のセッションはとても重要だったね。あれからどうだった?

キ:あなたのメッセージが、言葉を越えて伝わりました。

フ:素晴らしい!

キ:あれからとても眠くなって、1日12 時間以上寝ていました。

フ:あなたは、休む必要があった。マインドが落ちると共に、肉体も寛ぐ。

だから、それは完璧な状況だ。

マインドや感情にヒーリングが起こりつつある。

だから、出来るだけ肉体を休ませなさい。

前回のセションでも強調したが、もっと手放して寛ぐ事だ。

マインドはどんな状態かな?

キ:無意識のレベルで、私のマインドはサバイバル(生存)の恐怖を抱えています。昼間は問題ないのですが、夜寝ている時に、学校を落第したり仕事を失ったりする夢を繰り返し見るのです。実際には落第したり仕事をクビになった事はないのに・・・。

特にここ数日、こうした夢が頻繁に出てきました。

こうした無意識の問題にどうワークすべきでしょうか?ただそのままにして、ハートに留まっていれば良いのでしょうか?

フ:オーケー。その夢に出てくるサバイバルの恐怖は、マインドの深い奥底に潜んでいる要素だ。

マインドとは、ちょうど歯の様だ。

歯にはたくさんの違った根がある。歯をゆるめて引き抜こうとすると、その根の神経が刺激されて痛みを感じる。

こうした神経組織の反応に相当するものが、その恐怖だと言える。

このサバイバルの恐怖は、無意識なレベルで死に対する恐怖と同じだ。

マインドを引き抜こうとすると、そうした無意識のエネルギーが刺激を受けてサバイバルの夢となって表面に浮上する。

あなたがもっと「真実の自己」にいるようになると、昼間はそういったサバイバルの事をあまり考えなくなる。

すると夢の中で、潜在意識にある問題が浮上する。

インドで、はこれをヴァサナと呼ぶ。

マインドの潜在的傾向の事だ。

非常に古く深く根を下ろしている問題で、何生にも渡って同じ問題を繰り返す。

あなたの場合はそれをしっかりとよく見て、「それは全て幻想だ」と見抜きなさい。

生存に関して、実際に今あなたには全く問題がない。

仕事も有りお金も有り、必要なものは全て与えられている。

そうであれば、いったいその恐怖は何についてなのか?

その恐怖は、唯一「過去」に基づいている。

あなたがこの世に生まれてきた時、最初に感じるのはサバイバルの恐怖だ。

小さな赤ん坊は全くの無力だ。

今まではこの世に属していなかったので、どう生きて行けば良いのか分からない。

そこでその無力な赤ん坊は、この世でサバイバルする為のプログラムを身につける。

その集大成がマインドだ。

しかしシフトが起こり目覚めが起こり始めると、あなたはこのマインドと言う夢から抜け出そうとする。すると以前のあなたであった諸々の古いエネルギーは、もっともっと揺さぶられる。

最良の方法はその事に気づいて、「真実の自己」あるいは「ブッダの本性」の立場からその幻想性を見抜く事だ。

それぞれの夢には、「自分は生存する必要がある」というメッセージがある。

だからそうした夢を見ても、「私は大丈夫、もう生存の問題はない」という事を自分に言い聞かせる事だ。

今あなたには、サバイバルの問題が実際にある?

キ:今は、ありませんが・・。

:そうだね。でも10年後はどう?

あなたに限らず、誰だって先の事は解らない。

10年後には地球が消滅している可能性だってある。

つまり、マインドはいつも「過去」の出来事を「未来」へと投影する。

そしてあなたは、「過去」と「未来」の板挟みになっている。

古い「過去」からのプログラムを「未来」に投影して、それがリアリティだと錯覚する。

これがあなたのカルマだ。

この事に気づかないと、このカルマは絶えずあなたに何かをさせ続ける。その未来へ投影した事柄を追わせ続けるのだ。

あなたは、今のあるがままで大丈夫だ。

しかしマインドは、このままではダメだと言う。

絶えず、「これをしなさい。」「あれをしなさい。」と急き立てる。

「もっとお金を作れ。」「もっと仕事をしろ。」「もっとあれをしろ」等々・・。

これらは全てマインドに属する事柄だ。

これは全て幻想である事を見抜きなさい。

マインドはコンピューターだ。

それに働きかけないと、それがあなたの人生を支配する。

しかしそこから自由になると、それが何を言っても「な〜んだ、これは単にマインドが言っている事ではないか!」と見抜いて、それほど影響を受けなくなる。

だからリトリートで何度も語った様に、あなたのマインドを信じてはならない。

ただそれが思考である事を見るのだ。

無意識からもっと解放されなさい。

>>(2)本当に必要なもの