恩寵の扉が開くまで 完結編

(8)存在の深みへ

フ:「これ」は変化する?

キ:いえ、始めからあって永遠に同じ「今」にあります。

フ:それでは、目を閉じて、シンプルにもっとそれに寛ぎなさい。

{フーマンといると「これ」は抽象的なものではなく、実感を伴った現実的な感覚として体験する事が出来た。それは自己のハートの奥深くにあり、既に何度も体験しているとても馴染みの在る場所だ。}

フ:手放しなさい。

基本的に、あなたは死につつある。

あなたは夢だ。

あなたのマスターに明け渡しなさい。

それは、あなた自身の中に在る。

エゴとは、メカニズムだ。

それは、肉体や感情と同一化せざるを得ない。

スピリチュアルなエゴは、境地と同一化せざるを得ない。

何でも知らなければ気が済まず、起こる状況をコントロールしようとする。

しかし、悟りとはエゴの消滅だ。

エゴの明け渡しだ。

あなたは、それを知る事は出来ない。

それで在る事が出来るだけだ。

あなたは永遠にこの状況に在ると、想像してみなさい。

なぜなら、これがそれだからだ。

{語り終えたフーマンは沈黙し、私もまた存在の深みへと導かれた。非常に長い沈黙の時が流れた。しかし時間の感覚が消えていたので一瞬の出来事の様にも思われた。}

フ:Very Good!

次の数ヶ月間、あなたの修業は次のようにすると良い。

まず静かに坐り、内側に入りなさい。

ハートを通して、存在の深みを通して、神に明け渡しなさい。

あなたの内側のリアリティを通して、あなたの存在を神に明け渡す。

神の存在は、あなたの内側にある。

それに明け渡し、それに溶け去り死んで行く。

それがあなたの修業だ。

いつでもハートの祈りから始めなさい。

ハートから、あなたの内側にある神聖なるものへ祈りなさい。

「どうか私をあなたへ明け渡し、死なせて下さい。」

「どうか、あなたの中へ溶けさせて下さい。」

そうする事で、あなたは祝福を感じるだろう。

「意志」を使って、それをしてはいけない。

やさしく、ハートフルに、透明な在り方で、明け渡す。

信頼しなさい。

ゴールはない。

それは既にここにあるのだから、何処かへ到達するものではない。

あなたの輪廻転生のサイクルを完結させなさい。

あなたは元々やって来た所へと戻って行く。

自己

リアリティ

源泉

悟りの光

解放...

これがあなたのすべきワークだ。

この理解は、あなたの意識の奥深くへ到達している。

やがてもっともっと存在のより深いレベルへと、真実の目覚めへと導かれるだろう。

そして存在と一つになり、全一性の中で完結する。

用意が出来たら、ゆっくりと目を開けなさい。

今日のセッションは、これで完了する。

今日話された事は記録されているので、これを何度も聞き返しなさい。

これは単なる言葉ではなく、私の意識もそこに入り込んでいる事を信頼しなさい。

やがてだんだんと、ここで話された事の意味をあなたはより深く理解して行くだろう。

そしてより深く寛いで、溶け去り、存在と一つになる様にガイドされて行くだろう。

Very Good!

>>3日目(2004年3月7日)
(1)真実の自己を守る