恩寵の扉が開くまで 完結編

(2)何に明け渡すのか?

フ:あなたが本当に手放すと、あまり表面の世界には戻りたくなくなる。

ちょうど海に深く潜ると、海上の波には戻りたくなくなる様にね。

あなたは、消え去る道を歩んでいるから、あまり「する」エネルギーはない。

深く入っていくエネルギーが強いと、全てを、世界全体を忘れたくなる。

今度の修善寺でのリトリートでは、あなたはより深く内側に入る体験をするだろう。

キ:日本ではオーガナイズや通訳の仕事で忙しいので、表面に止まってしまうのではないでしょうか?

フ:あまりオーガナイズの事は心配しない様に。

日本でも、私はまだあなたに働きかけ続ける。

あなたが通訳をする事でより私とつながり、恩寵もまた受け取るだろう。

今、さらなる深みへの扉が開きつつある。

実際その中へ入るのが、明日になるか数ヶ月後になるかは、それほど重要ではない。

既にその扉は開き始めたからね。

キ:日本でのリトリートが終わったら、また個人的にリトリートをする必要がありますね?

フ:もちろん必要だ。

外側との繋がりを断ち「独りで在る」という時間を持つ事は、非常に貴重な機会であり、そこであなたが受け取るものは既にあるものだ。

それは既にあなたのものだ。

ただもっともっと、それと意識的に繋がっていくに過ぎない。

もっともっと、そこへ寛いでいく。

キ:解りました。

フ:あなたの人生で、歩むべき道は何だろう?

キ:ええと...。

フ:あなたの道は明け渡しだ。

しかし、いったい何に明け渡すのか?

キ:...。

フ:その明け渡し先は、既にあなたの内側にある。

あなたは、自分自身の実存へと明け渡すのだ。

何か別のもの・・・瞑想の境地とか、外側のマスターや教師とか、観念や主義やグループとか・・・に明け渡すのではない。

あなたは「本当の自分自身に明け渡す」必要があり、唯一それだけをあなたはやっている。

そのための全ての扉を私は開いた。

そうして、それを妨害するマインドを可能な限り取り除いた。

だから今、あなたは用意が出来ている。

ハワイへ行っても、日本でも、インドでも、それが出来る。

インドはあまり人が多いから、勧められないけれど・・・。

行くなら、なるべく人のいない静かな場所がいい。

数ヶ月に一度は独りになって、個人リトリートをしなさい。

キ:解りました。

ところで、このワークを想い起こしサポートする為に何かシンボルの様なものが必要ですか?

例えば、あなたの写真を飾るとか・・・?

フ:ノー、ノー。

キ:それでは、神道の神を祭壇に奉るとか?

フ:神道の神だって!? ハッ、ハ、ハ(笑)

キ:それでは...。

フ:あなたの質問の趣旨は良く解る。

ちょっと尋ねるが、日本でソロ・リトリートをした時の事を思い起こして欲しい。 最初の数日は抵抗があっただろうが、その後で本当に特別な事が起こっただろう。

その時、何か特別なシンボルが必要だったかな?それとも、ただそれが起こったのかな?

キ:シンボルとは関係なく、ただそれが起こりました。

フ:それと同じ事だ。

それは「あなた」の事だ。

それは既にあなたの内側にある。

キ:それじゃ、私の場合外側のシンボルは必要ないと?

フ:ノー、必要ない。

数ヶ月に一度、独りになる時間を持つ事だけが必要だ。

私はあなたの為に、全てを既に開いた。だから、他に何も必要はない。

あなたの直感に従い、あなたの直感が命ずるままに進むと良い。

例えば、五井先生の教えに惹かれたらそれに従い、どこか特別の場所や神社に惹かれたそこへ行って過ごすとか・・・。

そういった直感に導かれた事はすると良い。

しかし他に必要な事は、本当に「自分を信頼する」という事だけだ。

あなたは、全てを持っている。

その事を信頼しなさい。

私は、あなたの為に家を建てた。

そうして、鍵も渡した。

それはあなたのものだ。

休暇を取ってそこへ行き、鍵を開けなさい。

最初の数日は、マインドを落ち着かせるための時間だ。

しかしその後で、あなたはどんどん深く自己の実存へと落ちて行く。

あなたは、もっともっと明け渡す。

それが起こりつつある事を良く知りなさい。

キ:このバックにかかっている音楽が気に入りましたが、、。

フ:こうした音楽は自己を想い起こす助けとなるだろう。

キ:解りました。

フ:扉は開いている。

瞑想の深さとは、キヨタカがいないという事だ。

ただ本当のあなただけが存在する。

キヨタカが消え去り、そのスペースだけが残る。

それが悟りだ。

あなたはそれを渇望し続けている。

真実の自己を目標にして、距離感や分離感を創り出さない事。

自分と何かを分離したりせず、ただただ自分自身と親密で在りなさい。

それがあなたのBelovedだ。

 

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