恩寵の扉が開くまで 完結編

(4)セックスの超越

キ:あなたとワークしてから、色々な欲望が落ち始めました。

それほど外側の世界で達成したい欲望もありません。

でもセックスはまだ落ちないのですが...。

フ:もちろん、それでいい。

セックスの欲求は自然に落ちて行く。

セックスには2つの側面がある。

一つはあなたのマインド、もう一つはエネルギーレベルだ。

あなたの中に残っているこのエネルギーレベルのセックスを、もっと明け渡しの方向へ向ける事で、変容が起こる。

実際あなたの場合、既にエネルギー的に変容が起こりつつある。

キ:それでは、もう性的体験を追い求める必要はないのでしょうか?

フ:ノー。あなたの人生では、今はもうその必要はない。

あなたの場合、性的欲望はマインドにしかない。

もし肉体レベル、エネルギーレベルでセックスが必要な場合は、カルマ的にそれを体験する事で進化していく。

そういう人々に対してなら、性的体験の中に入っていきなさいと私は言う。

しかしそれがマインドのものなら、単なる習慣のようなものだ。

あなたの性的欲望とは、「セックスが必要だ」というマインドのプログラムに過ぎない。

キ:ええ、まだ必要だと思っています。

フ:それに加えてあなたの場合、過去生からとても強い男性エネルギー、サムライエネルギーを持ち運んでいる。

サムライエネルギーは、多くの活発な対外的活動や性的エネルギーを通して解放される。

だからその過去生からのプログラムがまだ残っていて、「セックスして解放する必要がある」と思い込んでいるに過ぎない。

キ:う〜ん、セックスがもう必要ないとはとても信じられません。 例えば美しい女性に会うとつい惹かれてしまうし...。

フ:もちろん、そうした思いが湧いて来るのは自然な事だ。美しい女性を見ると繋がりたいと思う。

でも、その思いに対して何かする必要はない。

キ:そうでしょうか?

そうした思考がやってくると言う事は、まだまだセックスの超越は遥か先の事だと思います。だから性的な抑圧を解放する必要があると思うのですが...。

フ:それは真実ではない。こういう事だ。

あなたはまだ「セックスの超越」には至っていない。

しかし「性的体験」は終わりに向かいつつある。

性的体験の終わりが、直ちにセックスの超越に至るわけではない。

その間にギャップが、人間としての成熟期間というものがある。

あなたが十分に成熟すると、セックスの超越が起こる。

だから今、あなたには選択の余地がある。

再びセックスの体験を積み重ねる方向へ進むか、それとも、それはもう十分に体験済みだからもっと人生の重要な方向へ進むか。

私のサジェスチョンは、後者だ。

しかし、もし自然な形で女性と繋がる状況がやって来たら、それはそれで構わない。

ただそれを積極的に追い求めない様にという事だ。

なぜなら、その「追い求める」衝動はあなたの場合マインドからのものだから・・・。

キ:解りました。 数年前の最初のセッションでは、パートナーのヨガビジャとの繋がりは魂レベルなので、肉体レベルで繋がりたい場合はもう一人別のパートナーを見つけた方が良いとサジェスチョンされました。 今はもう、愛人は必要ないという事ですか?

フ:あなたはまだそうしたパートナーを持ちたいという強い欲求を持っているの?

キ:以前程は強い欲求はありません。海でのセーリングにのめり込んだお陰で、エネルギーがかなり昇華されたと思います。

でも可能ならそうしたパートナーを持ちたいという思いは今でもあります。

フ:あなたは、親密なエネルギーを分かち合いたいという欲求を持っている。

それはセックスではなく、よりハートに根ざしたものだ。

あなたの魂は、セックスに関する問題は抱えていない。

しかしあなたの魂の中に、自分のハートの親密さを分かち合いたいという欲求が強くあるのが見える。

それはとても自然な事で、セックスの欲求とは違う。

キ:ヨガビジャはハグしたり手をつないだりといった肉体的コンタクトにも無関心なので...。

フ:彼女にそうした欲求がない事は知っている。

だからあなたには愛人が必要だと言ったのだ。

それはセックスではなくハートの問題だ。

ハートの親密さを肉体的に表現する事は大切な事だ。

ないものを相手に求めると、あなたは満たされず卑屈になり自分を傷つける事になる。

それは人間のレベルでの「食物」の様なものだ。

パートナーの一方だけがそれを必要としている事は、フェアではない。

あなたにとっては、そうした関係性を持つ事が必要でとても良い事だ。

だからそれがあなたの人生で起こる事を、私は神に直接祈ろう。

キ:ヨガビジャが傷つきませんか?

フ:彼女にはそうしたレベルでの必要性がないので傷つく事はない。

逆に一人で在れるスペースを確保できるので、彼女にとっても良い事だ。

しかしあなたの魂は、セックスではなくハートの親密さを満足させる必要がある。

キ:すると、ヨガビジャとの関係性はどうなってしまうのでしょう?

フ:2人の繋がりはより魂からのものとなり、兄弟姉妹の様な感じになるだろう。それこそが男女の関係性の最終的な開花であって素晴らしいものだ。

キ:そう言われると安心です。私も神に祈る必要がありますか?

フ:祈らなければならない、という事はない。

とても愛に満ちた雰囲気の中で、親密さを分かち合えるパートナーが欲しいという事を神に願うと良いだろう。

自然な在り方で、神の計画(Devine Plan)に身を委ねる事だ。

キ:解りました。

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